2013年11月24日日曜日

財務・会計分野過去問題

 とりあえず平成25年度の過去問題は別枠として平成24年度~平成18年度の過去問題を解いて自己採点をしてみる。
平成24年度 64点
平成23年度 52点
平成22年度 64点
平成21年度 72点
平成20年度 64点
平成19年度 88点
平成18年度 76点
 最低限度の合格水準には達しているが、得点源にするには心もとない点数ではある。科目の正式名称は「財務・会計」となっており、「財務」には証券投資やファイナンスが含まれ、「会計」には複式簿記・原価計算・特殊原価調査・最新の会計基準が含まれる。税効果会計や金融商品会計基準が試験範囲に含まれており、日商簿記1級の受験者で「会計」の範囲をカバーできているかどうか。合格率があまり高くない科目だが、試験範囲が広いのと統計学の素養がある程度要求されるのが厳しい科目である。平成15年度~平成25年度の過去問題を何度も復習しつつ、一般的な問題集と予想問題集、そして模擬試験をやるといったあたりでおそらく中小企業診断士の1次試験本番を迎えることになりそうな予感。

2013年11月10日日曜日

経済学過去問題

 平成20年度~平成24年度の過去問題を解いてみる。
平成20年度 88点
平成21年度 84点
平成22年度 56点
平成23年度 56点
平成24年度 60点
 足切りラインが40点で経済学はあまり二次試験に関係がないことを考慮すると,それほど力を入れる必要性がないようにも「思える」。がトータルで60%以上の得点が必要なことを考慮すると経済学で8割はほっしいところ。やや山あてに近い統計学やグラフの読み取りが難しい。成長理論や国際マクロの問題は一見難しそうで、基本的な問題が多いのが印象的である。
 ケアレスミスとしては「適切な肢を選びなさい」と「不適切な肢を選びなさい」の取り違えが多かったように思う。ゲーム理論はもう少し難化するかもしれないといった予測をたてた。
 平成23年度の第1問などは暗記に頼ることなく考えれば解ける問題として印象的である。GDPとGNPの関係を問う空欄問題だが,たとえば海外アーティストが来日して公演をおこない,付加価値を増加させた場合、GNPでは国籍を基準としているのでこの海外アーティストが生み出した付加価値は計算には入らない。一方,GDPでは地理的範囲が重視されるので日本国内のコンサートで生み出された付加価値は計算の範囲内に入る。そうなると両者の関係は以下のように整理される。
GDP=GNP+海外への要素所得支払−海外からの要素所得受取
 海外からの要素所得受取は海外在住の日本人が生み出した付加価値だから、たとえばプラント建設で海外に赴任している会社員などが想定される。ただし、現在はGDPが国内指標としておもに用いられているが、日本国内の景気の動向をおしはかるのにはもはや国籍で区分けするよりも日本領土で区分けしたほうが目的にかなうという事情があるのだろう。