2013年1月31日木曜日

平成24年度の財務会計(2)

 まあ、とりあえず過去問題を実際にやってみて手も足もでなければ受験しないか、あるいは専門の学校にいくしかないが、財務会計が「難しい」といわれているわりにはけっこう正解できる。
 第4問はキャッシュ・フロー計算書の間接法が出題されているが、税引前当期純利益からスタートしているので、キャッシュ・フロー計算書の間接法を知らなくても正解できた人はいるかもしれない。第5問の連結財務諸表における当期純利益の算出は間違えた。期末商品棚卸高の未実現利益を控除するさい、少数株主持分割合を勘案するかどうかでミス。第6問は簡単な原価計算基準の問題で第7問も簡単な個別原価計算。第8問がやや難しく売上総利益の変動要因の分析だった。標準原価計算の差異分析のように内側に前年の単位あたり価格と数量をとればよかったのだが、これは知らないとさすがに解けない。
 第9問は事業部会計、第10問は比較損益計算書でともに簡単。第11問の損益分岐点の問題は個人的には難しくミス。第12問は資金繰り表、第13問は営業キャッシュフローの算定でともに○。第14問は正味運転資本の算出からしてミス。第15問は内部金融の簡単な問題でどちらかといえば経営学的色合いが強い出題か。
 ここまで、15問中12問正解。まったく勉強しないで7割とれるのであれば、財務会計についてはまあまあいけるか。ただまったく未知の中小企業経営・中小企業政策や運営管理などはまだ本試験の難易度そのものが不明…

平成24年度の財務・会計

 まず平成24年度の財務会計の本試験問題を3問解いてみる。
第1問は為替手形、第2問は商品有高帳と仕入帳・売上帳から売上総利益を計算、第3問は仕入割引とだいたい日商3級~2級の問題。第2問の商品がらみの帳簿の問題は実務的には理解できる。第3問の仕入割引についても利息分を受け払いと考えれば必要なのかもしれないが、為替手形の出題は疑問。仕入債務を得意先に引き受けさせて仕入先に支払わせるという取引で、たまに日商簿記検定などでも出題はされているが…。為替手形そのものが国内ではほとんど一部の業種以外は流通していないうえ、オーソドックスな買掛金債務と売掛金債務ではなく仕入債務と売掛金債務の仕訳だ。1~3問については日商2級は必要なレベルかもしれない。
 経済学・経済政策、運営管理、経営情報システムの合格率は約20%だが、財務・会計は約10%。いまどき複式簿記についての素養は必須という時代だから、まあ仕方がない流れかもしれないが。

2013年1月29日火曜日

中小企業診断士??

 しばらく資格試験から遠ざかっていたが、もう一度いろいろ試行錯誤してみようかな、と思い始めてきた。さすがに易しい試験や(まだ引退を考えるには早すぎるので)ビジネス関連の資格はないかな、と思っていたら中小企業診断士の資格が目に入る。一次試験→二次試験→口述試験という流れだが、一次試験だと独学で突破する人も珍しくはないようだ。まずは合格体験記と過去問題の検討からゆるゆる始めてみようかな、と現在思案中…。